美しい海景色
千葉県は、土地のほとんどを房総半島におく海の景色の美しい地域です。
バイク好きにとってはとても走りやすく、気持ちのよい場所なのでおそらく関東在住のライダーなら一度は千葉の主要道路を流したことがあるのではないかと思います。
私自身もこれまでバイクを買い換えるたびに、まず最初に遠出する場所として千葉の有名スポットを選んできました。
千葉県には数多くお気に入りのスポットがあり、貴重な思い出もたくさん残っています。
中でも一番印象深いのが、千葉県銚子市にある犬吠埼で見た初日の出です。
参考:日本一早い初日の出(銚子市公式サイト)
犬吠埼は本州最東端に位置している岬です。
日本で最東端となっているのは北海道の納沙布岬ですが、冬の時期には地軸の傾きにより銚子市が最も早い時間に日昇を迎えるよういなります。
例年1月1日の午前6時40分過ぎ頃から初日の出は始まるようになっており、犬吠埼周辺にある海辺には寒さにもかかわらずたくさんの人が朝早くから待機をしています。
犬吠埼の初日の出の様子は、銚子市の公式サイトにも動画がアップされていますが、やはり実際にその場所で体感する景色は動画とは全く違った感動があります。
犬吠埼は荒磯に囲まれており、海原も荒々しいたくましさがあるので波打ち際に砕ける白波は朝日の色に溶け出すようで、なんとも表現できない美しさがあるのです。
宿泊施設で海を眺める
初日の出以外の時期も、この犬吠埼での荒磯風景はとても見応えがあります。
夏の時期には犬吠埼マリンパーク周辺から白浜青松の景色が見られますし、遮るもののない太平洋の水平線の雄大さは、青空の広がる夏の空もあってすがすがしい気持ちにさせてくれます。
犬吠埼には他にも犬吠埼観光ホテルや各種温泉施設もあり、宿泊をしてゆっくり楽しむのも良い場所です。
ホテルや施設の多くは雄大な海の景色に並行に建てられているので、入浴をしながら海の景色をじっくり堪能することができます。
犬吠埼のシンボルである犬吠埼灯台ですが、これは明治7年の11月15日に完成したという非常に長い歴史のある建造物です。
設計したのはイギリス人のヘンリー・ブラントンで、工事費用は当時のお金で44,835円63銭ということです。
近づいてみるとわかりますが灯台の胴体はレンガが使われており、全国でも珍しいレンガ造りの灯台は建設からすでに100年以上もたった現在もなお、丈夫にそびえ立っています。
現在も現役の灯台として、人工衛星との通信や海洋の灯りをともす役割をしているのです。