道を楽しむ
バイクでツーリングをするなら、目的地だけでなく走るという行為そのものも楽しみたいところですよね。
千葉県内には東京ディズニーランドや葛西臨海公園、幕張メッセなど数多くの観光名所がありますが、東京都内からまっすぐそれらを目指すなら、海底トンネルと大きな橋で千葉と東京をつなぐ東京湾アクアラインの利用がおすすめです。
東京湾アクアラインは川崎浮島ジャンクションから海ほたるパーキングエリアまでのつなぐ長い直線道路で、東京側の多くはトンネル区間(アクアトンネル)で、海ほたるを経由して木更津までは大きな橋となります。
自動車とバイクの両方でアクアラインを走ったことがある人に話をきくと、この二つでは全く走るときの印象が違ってくるといいます。
それは海ほたるから先となっているアクアラインでは、もろに海風を受けるようになっているためです。
実際、強風がひどいときには通行止めとなってしまうこともあるほどです。
通行止めまでいかないギリギリのときにバイクでアクアラインを通行してしまうと、非常に危険な状態となってしまうこともあるので初心者の人などは注意が必要です。
風の強いアクアラインをバイクで走ると、まず風の爆音のために周囲の音が全く聞こえなくなってしまい、また車体が風に対して横向きになっていると直進させることがほぼ不可能になってしまいます。
ゆるいライダージャケットなどを着用していた場合などは風の抵抗がさらに強くなるので、風を受ける帆のごとく煽られやすくなってしまうので、アクアラインに向かうときにはそれほど風が強くない日であっても必ず服装には気をつけるようにしましょう。
海上の休憩所
ですが川崎浮島ジャンクションからの中継地ともなる海ほたるパーキングエリアは、単なるパーキングエリアとしての役割の他にも、美しい景色やそこにしかないお店などがあり、ひとつの観光地としても十分に楽しむことができます。
多数の台数が収容できる駐車場に、レストラン、お土産物屋さん、露天などがあります。
ほぼ必ずと言ってよいほどマスツーリングのバイクがまとめて駐車されている様子も見ることができます。
デートスポットとしても有名で、夜になるとライトアップされたとてもロマンチックな光景となります。
川崎市から東京湾アクアラインを利用する場合、通行料として600円を徴収されることになっています。
風は強いものの海上を通るトンネルと橋であるため、道路そのものはひたすらまっすぐな直線の構造になっています。