雄大なスケールが見逃せない屏風ヶ浦の魅力
千葉県銚子市には、雄大なスケールが見逃せない屏風ヶ浦というスポットがあります。
銚子市の名洗町から旭市まで、約10kmにも渡る海岸の絶壁です。
波によって少しずつ削られてきた崖は非常に雄大なスケールで、東洋のドーバーとも呼ばれるほどです。
ドーバー海峡といえば白い壁ですが、それにも匹敵するような切り立った断崖が日本でも楽しめ、非常に魅力的なんです。
地面がスパッと切り取られたかのような急角度の断崖が続く様子は迫力抜群で、テレビドラマやCMなど様々なメディアでも度々使用されています。
2016年3月に国の名勝、天然記念物に指定された事からも、観光客が増え人気のスポットとなっています。
屏風ヶ浦を楽しむためのみどころ
屏風ヶ浦を楽しむためには、まずは間近を歩いてみましょう。
銚子マリーナ海水浴場から続いている遊歩道を進んでいけば、間近でその屏風ヶ浦の迫力を楽しむことができます。
銚子マリーナはボートやヨットなどのマリンスポーツはもちろんのこと、イルカやクジラウォッチングが楽しめる人気の海浜公園です。
そこから海に向かって右手を見ると、そこから屏風浦を楽しむことができます。
屏風ヶ浦は、太平洋の荒波によって侵食されている絶壁です。
なんと推定年代200万年前の地層から関東ローム層までと、様々な地層を眺めることができるため自然の驚異を感じずにはいられない場所となっています。
下総台地は柔らかい地層として知られており、1年間50cmから100cmほど浸食によって後退していた時期もあったほどです。
近年では、消波ブロックがあるため侵食は予防されています。
また、屏風ヶ浦を訪れるなら空気が澄み切った冬もオススメです。
太平洋に面しているため風が強く寒いのですが、空気の澄み切った日の海に沈んでいく夕日は見逃せない景色と言えるでしょう。
屏風ヶ浦の先端から左手を見ると、世界遺産である富士山がたたずんでいます。
自然の脅威と雄大さをとにかく全身で感じられる景色を楽しみたいなら、冬の夕暮れ時がおすすめの楽しみ方です。
この屏風浦へは、公共交通機関を使ってもアクセスできます。
JR総武本線の銚子駅から千葉科学大学行きのバスに乗り、銚子マリーナで下車すると約3分で屏風ヶ浦にアクセスすることができます。
車でアクセスするなら、東関東自動車道大境で1度降りて東総有料道路に入りましょう。
そこから大角で降りてすぐのところに、銚子ドーバーラインにつながる道があります。
銚子マリーナには無料の駐車場があるため、そこに車を停めて、海沿いを歩けば屏風ヶ浦にアクセスできます。
高くそびえ立つ地層と澄み切ったブルーの海岸線がとても綺麗で、一日を通して様々な異なる表情を楽しむことができます。
地層散策が好きな方や、とにかく自然の魅力に圧倒されたい方にオススメのスポットです。