飲酒検問って何?
警察では犯罪の検挙や取り締まりを目的とした様々な業務が存在し、そのうちの一つに飲酒検問があります。
飲酒検問は、酒酔い運転者や酒気帯び運転が無いかを確認することを目的として行います。
呼気に含まれるアルコール濃度を、専用のアルコール検知器を使って計測します。
飲酒検問によって行われるチェックは、警察官の嗅覚や目視による場合には法的拘束力がないものの、アルコール検知器を用いるものに関しては強制捜査となります。
この検査要請は拒むと道路交通法違反となり、検挙される可能性があります。
もし運転中に検問に遭遇した場合、素直に応じることがとても大切です。
飲酒検問が行われる時間や場所
飲酒検問のスケジュールは、各都道府県の警察の公式ホームページから確認できます。
検問が行われる場所と日時が掲載されているので、気になる場合にはチェックしておくと良いでしょう。
またスケジュールの公開の仕方は自治体の警察署によって異なり、おおよその場所や時間帯を記しているだけの場合もあれば、カレンダー形式でより詳細の時間や場所を明記していることもあります。
飲酒検問のスケジュールは大抵は交通量が多い場所、過去に重大な事故や違反があったエリアなどが対象となっています。
時間帯は飲酒者が増える夜間がメインですが、午前中に行われるケースも珍しいわけではありません。
また情報が公開されているものばかりではなく、スケジュール非公開で行われる検問もあります。
飲酒検問でアルコールが検出されたらどうなるか
飲酒検問を受けてアルコールが検知されたら、道路交通法に基づき行政処分および罰則を与えられることとなります。
飲酒運転の行政処分は、酒酔い運転の場合欠格期間3年の免許取り消し、酒気帯び運転の場合期間90日間の免許停止あるいは欠格期間2年の免許取り消しとなります。
罰則については懲役や罰金刑が課せられますが、これは飲酒運転をした当事者はもちろん車両などを提供した人、同情した人にも同様の罰則が課せられます。
自分が飲酒運転をしなければ大丈夫ということではないため、この点についてはよく心得ておかなければなりません。
飲酒運転は絶対にしないよう、日頃から心がけておくことが大切です。
自分自身はもちろん他人に対しても注意を払い、一人ひとりの強い意識によって防いでいくことが求められます。
直接アルコールを摂取するのはもちろん、お酒入りのお菓子や料理などにアルコールが含まれている場合もあり、こういったものの場合過失による飲酒運転を起こしてしまう可能性もあるので、気をつけましょう。
アルコールは、少量の摂取でも運転すれば法律に抵触するということを肝に銘じておく必要があります。