女性ライダーを多く見かけるようになりました
私は20代前半からバイクに乗っているベテランといってもよいライダーですが、この数十年をみてきてやはり女性ライダーは増えてきたなという印象があります。
きちんとした統計データを見ても、ここ数年で女性ライダーはかなり増加傾向にあることがわかります。
その背景となっているのは1996年に行われた運転免許制度の改正で、それまでは「限定解除」という名称で一発免許でしか取得をすることができなかった大型自動二輪の免許が、より簡単に取得できるようになりました。
それまでは仮に男性であっても限定解除を取得するまでには何度も試験に落ちるのが当たり前とされてきたので、ずいぶん大型自動二輪に乗るための制限は優しくなったものだと感じます。
しかしそれにしても荒々しい印象のある大型自動二輪ですから、それに自ら乗りたいと思う女性が増えてきたというのは何か別の理由もあるのではないかと思います。
カッコイイ女性が増えたせい?
実際私の知り合いにも大型自動二輪の免許を取得した女性が何人かいるので直接尋ねてみたところ、その回答として言われたのが「カッコイイから」という単純なものでした。
もっとも私だってもともとはバイクに乗っている先輩たちをみてカッコイイと感じるものがあったので免許の取得を目指したので偉そうなことは言えません。
ですがそうした意味で考えれば、男性だろうが女性だろうが、その乗っている姿を「カッコイイ」と思える人がより多くいることで次の世代のライダーたちを生むきっかけになるのではないでしょうか。
バイク雑誌などを見てみても、バイク好きな女性として金メダリストの荒川静香さんや女優の松雪泰子さん、高島礼子さんなど多数の人が挙げられています。
そうした女性の姿は確かに非常にかっこ良く、街やツーリング中の休憩所で見かけたらつい振り向いて見てしまうほどの素敵さを感じます。
なるほどこういう人を見れば、自分も免許をとりたいと思ってしまう気持ちもわかります。