シーサイドライン
千葉県のツーリングおすすめスポットは、やはり海沿いのシーサイドラインに多く集中しています。
千葉の有名観光名所である九十九里浜は湾曲した海岸線が特徴的ですが、その道を都内方向から東進していくと先に見えてくるのが飯岡刑部岬です。
飯岡市内に入るとすぐに前方の崖になった部分の頂上に展望台らしき建物が見えてきます。
飯岡刑部岬展望館は飯岡刑部岬の先端に建てられており、3階建ての建物のそれぞれの階から海を望む景色を眺めることができるようになっています。
この展望台は別名「光と風のデッキ」とも言われているところで、閉館時間にかかわらずいつでも千葉からの海の景色を見ることができるようになっています。
飯岡刑部岬は屏風浦の西端にある岬のことですが、この屏風浦は「東洋のドーバー」と言われることもあるほどで、英仏海峡である「ドーバー海峡」に非常に景色が似ているとされます。
ロケーションとしては屏風浦の崖下すぐには飯岡漁港があり、その向こう側に九十九里浜の海岸ラインが見えるようになっています。
展望台右手には住宅街があり、夕方くらいになると海を照らす夕日の色と少しずつ光が増してくる街の光とが絶妙の雰囲気を作り出します。
隠れた夜景
漁港の風景はどこか懐かしい感じにもなり、夜景スポットとしても人気の場所になっています。
ただし、他の夜景ポイントに比べると知名度の点で劣るのか、ツーリングやドライブで訪れるにはちょっと通好みの場所になっています。
そんな絶景ながら知名度が低いという打開するため、地元旭市商工観光課では地元以外の人たちにもこの場所を知ってもらえるためのプロモーション活動を行っているところです。
呼び込みPRと同時に岬まで通じる道路を拡幅したり、観光のための駐車場を整備したりもしています。
さらに展望台は1F~3Fまで24時間開放という他の夜景スポットに比べてかなり環境的に恵まれています。
夏場の夜景鑑賞にも、2Fは屋内仕様なのでクーラーのきいた快適な場所から見ることができます。
ドライブやツーリングで訪れるときには、名物の生牡蠣や赤貝といった海産物を時期によっては食べることができるようになっています。
近くのお店ではとれたての海産物がたくさん販売されているので、漁港で堪能するグルメを味わいに行ってみるというのもよいでしょう。
屏風浦は夏場には多くの海水浴客も訪れますので、マリンスポーツが好きな人にもおすすめのスポットです。