カーボン製ヘルメットの特徴とメリットとは?
バイク用のヘルメットの素材は、多くの場合樹脂が用いられています。
簡単に成型できて軽いことや、衝撃にも強いこと、そしてコストを安く抑えられるといった特性があるためです。
しかしいくら軽いと言ってもやはり結構な重さがありますし、走行中は風の抵抗も受けていますので、長い時間バイクを運転していると首が疲れてきてしまいます。
最近は樹脂製のものではなく、カーボン製のヘルメットも登場しています。
いくつかのメーカーでカーボンヘルメットを販売していますが、WINSの「A-FORCE RC」というシリーズは、価格も安めで要注目です。
ジェットタイプの商品だと4万3,000円の市販価格で、フルフェイスで4万4,000円となっています。
元々の素材が効果なカーボンヘルメットの中ではかなりお得な価格で販売されているのが特徴です。
実際に着用してみると実感できますが、カーボンヘルメットは軽いのが大きなメリットと言えるでしょう。
このA-FORCE RCのヘルメットは1,300g台となっています。
一般的な樹脂製のヘルメットは1,600gにはなりますので、軽く200g以上の違いがあります。
200gと聞くだけではそれほどの違いがないかもしれませんが、割合で言うと2割近く軽量化されているのです。
しかも装着しているライダーからしてみるとこの重さの違いはかなり大きく、かぶった瞬間に首にかかる負担が少ないのが分かるはずです。
ヘルメットは年々高機能化してきています。
インナーバイザーや後付けスピーカー、ヘッドセットに対応できるパーツが取り付けられていることが多いものです。
その分ヘルメット本体に重さが加わりますので、どんどんヘルメットは重くなる傾向があります。
しかし、軽量化が図れるカーボンヘルメットであれば、機能をいろいろ組み込みながらも軽くて負担の少ないものにできるわけです。
カーボンヘルメットを選ぶ際の注意点について
カーボンヘルメットはまだまだ販売しているメーカーが少ないですし、商品ラインナップも限られています。
そのため、カーボン製だから良いと決めつけ、他の製品と比較することなく購入することは避けましょう。
軽さも大事ですが、やはりヘルメットはいろいろな機能や使いやすさも重要だからです。
いくら軽くて負担が少ないもので、ベンチレーションが悪くて内部が蒸れて大変というものだったり、インカムなどの機能が使えないものだと走行中不便になってしまいます。
軽さと機能性というどちらの面も満足できるものを見つけるようにして、バランスを重視して商品を選ぶことがポイントです。
そうすることで、すべての面で後悔しないヘルメット選びができるでしょう。