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寝たから大丈夫じゃない!お酒が抜ける時間について

お酒を飲んでから運転ができるようになるまでの時間

運転は、体内からアルコールが抜けきった状態で行わなければなりません。
体内にアルコールが残った状態で運転をすれば、飲酒運転となってしまいます。
一般的には、体内でアルコールが分解され抜けきるまでに4時間が必要とされています。
ただ、飲んだお酒の量や個人個人の体のアルコールの処理能力は異なるので、これはあくまでも目安です。

飲酒後のアルコールの血中濃度は30~2時間ほどがピークで、その後はゆっくりと下降していきます。
体重が重い人のほうが血液量は多いので、同じ量を飲んでも体重が軽い人よりは血中アルコール濃度は低くなりますし、またアルコールの処理能力は年齢を重ねるほどに衰えていくため、全員が同じ時間でアルコールが抜けるというわけではありません。
こういった点を踏まえて、十分な時間をおいてから運転をする必要があります。
基本的には、何時間待てばよいというのではなく、飲んだらその日は運転を控えるべきと考えた方が良いでしょう。

アルコールはどうやって分解されるのか

摂取したアルコールは体内に入ったあと、胃と小腸によって吸収され、その後血液に溶け込み肝臓へと運ばれます。
肝臓でアルコールが分解されされますが、実際に体外に排出されるにはそれなりの時間がかかります。

特別お酒に弱いわけではない体重60キロほどの人でも、5gのアルコールを分解するのに1時間かかるとされており、これを具体的に置き換えると、ビール中瓶4分の1本の分解に1時間かかるということになります。
日本酒4分の1合、ウイスキー4分の1杯においても同様です。
ビールの中瓶を1本飲んだら、アルコールを完全に分解しきるまでにおおよそ4時間かかると覚えておくと良いでしょう。

アルコールが抜ける時間を算出する方法

摂取したアルコールが体から抜ける時間を正しく算出するには、摂取した純アルコール量と摂取したアルコールを処理するのにかかる時間を計算する必要があります。
純アルコール量はお酒のラベルに記載されている度数を見るとわかり、アルコール5%ならば100ml中に5mlのアルコールが含まれていることになります。
純アルコール量(g)は、お酒の量(ml)×アルコール度数/100×0.8で計算できるので、この式に当てはめてみましょう。

アルコールの処理にかかる時間は、純アルコール量(g)÷[体重(kg)×0.1]の式で計算できます。
ただこの計算で出せる数値はあくまで目安であり、実際は体調や体質によって個人差があるということを忘れてはなりません。
またこの計算によって出る数字をうのみにするのではなく、飲酒後半日以内に運転をするような場合にはアルコール検知器を利用して検査を行うようにしましょう。