愛車ゆえに
私が現在所有しているバイクは大型の、かなりいろいろなこだわりを持って選んだ一台です。
購入後もお金を貯めてはいろいろ細かい部分をいじったりしたので、今では愛着がありすぎて他のバイクに興味がほとんど向かないというくらいです。
私の周囲にいるバイク好きもだいたい同じような感覚の人が多く、理解できることもできないことも、本人なりにこだわりながらカスタマイズをしているという場合が大半です。
そんな友人同士で集まったときに先日話題になったのが「他の人にバイクを触らせることができるか」という話題でした。
私も過去に経験があるのですが、自分はバイクの免許をもっていないし今も特に取得しようとしているわけではないけれども、バイクがなんとなくかっこいいのでまたがらせて欲しいというふうに頼んでくる人がいたりします。
偏見かもしれませんが、そういうことを平気で頼んでくる人というのはなんとなく信用できないというか、動作や考え方が雑(よくいうとおおらか)な人が多いような気がします。
それでも友人関係ということを考えると「触らせたくないからダメ」と一刀両断に断ることもできにくく、なんとか断る理由はないかと探してしまう自分がいたりします。
一度頼みこまれて仕方なくまたがるだけはさせたことがあったのですが、見ていてハラハラするほど扱いに慣れていなくて、もし立ちゴケでも起こしたらどうしてくれようかというほど心臓に悪かったです。
高価な物だから
バイク仲間の中には同じように頼まれて仕方なく貸したらそのまま本当にバタンと倒したやつもいたそうで、悪いけれどもそのときには倒れた友人よりもバイクの方を先に心配してしまったと言っていました。
正直大型バイクの重量は相当なものですし、仮に多少筋肉がある男性であっても見た目だけでどのくらいの重量かもよくわからないでいきなりハンドルを預けられてもうまく操れるものではありません。
まして身長が低い友人などになるとあきらかに足もつかないわけで、またがらせるなんていうのはほとんど自殺行為にしかなりません。
中にはそうして知人にバイクに傷を付けられたことがトラウマになって、GSなどでも店員に触られるのが嫌だというくらいになってしまった人もいます。
これを読まれている方で、「なんとなく誰かのを借りてまたがってみたい」と思っているような人がいましたら、お願いですから安易に人にそういったお願いをするのはやめてもらたいたです。