県内初のライダーズ神社 天津神明宮
ライダーズ神社は、バイクを愛するライダーたちの安全を祈願することができる神社です。
日本全国にライダーズ神社は広がっていますが、千葉県では目下3つの神社がライダーズ神社として旗揚げされています。
その始まりは鴨川市天津にある「天津神明宮」で、この神社の歴史は寿永3年、1184年にまでさかのぼります。
鎌倉時代を作った源頼朝が、先の戦に負けて安房に逃げてきた時に必勝を祈願し、その後見事勝利を収めます。
そのことを記念して天津神明宮が建立されたのです。
こうして800年以上続く、由緒ある神社として全国的にも歴史のある霊場が開かれ、現在に至っているのです。
様々な御利益をもたらす神社として知られていますが、やはりライダーズ神社としてはバイク関連のものが気になるところです。
神社ではバイク絵馬を奉納することができますし、「鉄馬守」という生天目でステッカーやカードなどの形でお守りをもらうことができます。
デザインも個性的なもので、初穂料を収めてからステッカーなどを貼り付けるライダーも見受けられます。
八街神社
農地が広がる八街市の中心エリアにある八街神社もライダーズ神社として有名です。
2020年にバイクの安全祈願をする神社として旗揚げされ、ツーリングラリーをする人たちがさっそく安全祈願をしています。
この神社の始まりは1873年となっていて、八街の村民が氷川神社の勧請を願い求め、その願いを聞き入れる形で建立されたという歴史を持っています。
歴史ある風格漂う社殿が特徴的で、狛犬の立派な姿も有名です。
御朱印集めをしている方には、この八街神社は有名なところです。
というのも、通常朱印状には神社の名前がはっきりと書かれているのですが、ここは「下総八街」という記載だけされていて、神社の名前が書かれていないのです。
バイク祈願のためのアイテムもあり、千葉県内のツーリングをするライダーが立ち寄っていく姿が見られます。
飯岡八幡宮
飯岡八幡宮は市原市飯岡にある神社で、ちば遺産100選にも選ばれています。
この神社の始まりは、なんと675年にもさかのぼるとされています。
それぞれの土地に八幡宮を設けたことが期限となっていて、759年には国府八幡宮の一つとして常総総社として機能を始めています。
境内には国指定重要文化財である本殿があり、この建物は室町時代の中期に建てられたもので、非常に歴史を感じさせてくれます。
このように飯岡八幡宮は歴史を通じてたくさんの人々の安全などを祈願してきたところで、今になってバイクに乗る人たちの安全を祈願する役割も担うようになっています。
地域の礎として神社は大きな役目を果たしていますが、ライダーズ神社として旗揚げすることで、多くのライダーがこの地を訪れ地域を盛り上げてほしいという気持ちも込めて旗揚げがなされています。