ヘルメット内でも着用しやすいマスクを使う
花粉症が始まると、ライダーによってはとても辛い時期となります。
花粉の飛散が多くなるとどこにいてもひどいものですが、特に道路上は花粉が相当量舞っています。
花粉は土と違ってアスファルトには吸収されませんし、車が行きかう状態では落下した花粉も舞ってしまうからです。
車だと窓を閉め切ればまだ花粉の侵入をある程度防げますが、バイクの場合はそうも行きません。
そこで、できるだけ鼻や目に花粉が付着しないようにガードをすることが、花粉症対策として重要なポイントとなります。
基本的な花粉ガードとしては、やはりマスクは欠かせません。
ここで大事なのが、ヘルメットに合ったマスクを使うということです。
というのも、マスクはゴムを耳にかけることで固定していますが、ヘルメットをかぶり耳がずれるとマスクが外れてしまうことがあるからです。
また、フルフェイスだと顎のあたりも擦れますので、どうしてもマスクがずれてしまうことになります。
そのため、口にぴったりとフィットする形状のマスクを使ったり、ゴムを首の後ろで留められるクリップを使ったりすることでヘルメット内部でもずれずにマスクを着用できます。
もしくは、ネックウォーマーとマスクの機能が一緒になっているものを使うのも一つの手です。
ただし、気温が高くなってくるとマスクもしている状態だとかなりヘルメット内は蒸れて暑くなります。
夏用のマスクも用意しておくなど、複数のマスクを使い分けることもできるでしょう。
サングラスを併用する
フルフェイスタイプのヘルメットだと顔全体が覆われているので花粉が中に入ってこないと思うものですが、花粉症持ちの人からすると、それでも花粉が侵入してくるのが分かります。
そこで、目元もメガネもしくはサングラスでガードする必要が出てきます。
ここで気を付けたいのが、普通の形のサングラスではあまり効果がないということです。
目とグラスの部分に隙間がありますので、そこから花粉が入り込んできてしまうのです。
そこで、グラスの下にスポンジが取り付けられていて、肌にフィットするタイプのサングラスがおすすめです。
ヘルメットで覆った内部で、さらにサングラスで目をカバーできるので花粉症対策に有効です。
ここでの注意点は、マスクと併用する場合、マスクの隙間から上がってくる湿気でサングラスが曇らないようにすることです。
メガネ用のマスクなども販売されていますので、組み合わせを試してみて快適な状態を保てるアイテムを使いましょう。
走行中に花粉症のせいで目がかゆくなったり、充血してかすんだりすると走行に危険が及ぶこともあります。
ちょっと普段とは違うスタイルで慣れないかもしれませんが、こうした対策はしっかりとしたいものです。