ラーメンの土地
千葉県は実は知る人ぞ知るラーメン大国です。
千葉県内はいくつかのエリアに分かれていますが、それぞれの地域によって特徴になっている味付けがあり、千葉県を一周するとかなりの種類のラーメンを食べることができます。
代表的なものとしては千葉県富津市のご当地グルメになっている「竹岡ラーメン」があります。
他にも船橋市の「ソースラーメン」や南房総の「なめろうラーメン」、勝浦市の「勝浦タンタンメン」といったものなど挙げればきりがないほどです。
「竹岡ラーメン」「竹岡式ラーメン」とされている料理は、もともとは千葉県富津市にある「梅乃家」というお店が元祖とされています。
富津市には「竹岡」という漁港があるので、そこから「竹岡式ラーメン」という名称が生まれたようです。
ちなみに元祖である「梅乃家」さんでは自ら「竹岡ラーメン」や「竹岡式ラーメン」と名乗ったことはなく、メニューとして出していたラーメンが特徴的であったことからそれに似た味付けをして出したお店などがあとから「竹岡」という名称を付けて広めたのではないかと言われています。
なお「竹岡式ラーメン」と呼ばれるラーメンの特徴としては、長ネギではなく玉ねぎを使用していること、生麺ではなく乾麺を使用していること、スープに使用されているお湯は麺をゆでたものをそのまま使用していること、麺茹で用のお湯は炭を使用した七輪で行うこと、チャーシューがたっぷり入れられていること、などがあります。
特徴だけを言葉で書いてもなかなか伝わりにくいのですが、見た目がすでに非常に個性的なので一度食べてみればすぐに「これが竹岡式ラーメンか」ということを理解してもらえるかと思います。
グルメのラーメン
次にぜひチェックしてもらいたいのが「勝浦タンタンメン」通称「勝タン」というラーメンです。
勝タンはなんとタイのバンコクにまで出店するほどの有名なグルメで、これまでにも何度か開催されているB-1グランプリでいくつも賞をとっているほどの人気があります。
勝タンは勝浦市を中心に展開しており、市内だけでも40店を超える場所で食べることができるようになっています。
それぞれのお店によって微妙に勝タンの味や特徴が異なるので、勝浦市で食べあるきができるためのマップが配布されていたりもします。
勝タンには特にこうしなければいけない決まり事があるわけでなく、勝浦近隣で真っ赤なタンタンメンを作ればそれが「勝タン」の名称となるようです。
なので本当の意味で勝タンを楽しむなら、どこか一店舗だけでなく複数のお店で食べ比べをするのがよい方法と言えます。
それと船橋名物「ソースラーメン」は、船橋の人気キャラクターであるふなっしーとコラボをして商品展開しているところが注目です。
船橋ソースラーメンという名称でカップラーメンで販売されるようになっているので、現地で食べるだけでなくそうした限定商品もぜひ試してみてください。
